パナマ ボケテ アルティエリ エステート ゲイシャ ウォッシュド [ALESSA]

アルティエリは、イタリア系アメリカ人のユージン・アルティエリによって設立されました。1970年代にパナマに移住した後、ボケテに2つの農園を開き、高品質なスペシャルティコーヒーの生産と、地域社会への貢献で知られる家族経営の企業へと成長しました。従業員やその家族のための住宅、教育、医療などの支援も積極的に行っています。

農園は、中央アメリカでも屈指のコーヒー栽培地であるボケテ地方のボルカン・バルー東部、カジェホン・セコに位置しています。年間平均気温は約22℃、昼夜の寒暖差が大きい熱帯高地気候が、コーヒー栽培に理想的な環境を提供します。ボケテ地方はエスメラルダ、コトワ、エリダなど著名な農園を輩出してきました。

アルティエリ農園は、豊かな火山性土壌と高標高を生かし、国際的にも注目を集めています。特に、ゲイシャコーヒーの一部は標高1,700～2,200メートルのバル火山自然保護区の森林で栽培されており、各農園ごとに異なる微気候や地形（山、谷、平野）が、多様で豊かな土壌栄養を生み出しています。この環境が、多彩で個性豊かな高品質コーヒーの生産を可能にしています。

アルティエリ農園のゲイシャコーヒーは、2024年BOPでナチュラルプロセス部門の上位3位にランクインするなど、高く評価されています。

【ALESSAロットについて】

ALESSAは、農園創設者ユージン・アルティエリの孫娘の名前にちなんで名付けられました。このロットは標高1,850メートルの火山性土壌に植えられ、保護区に隣接した農園で、約70％の日陰を受けながら育ちます。

コーヒーチェリーは木の上で完熟させ、ほんのり紫色に染まった段階で収穫。収穫後はすぐに加工工場に運ばれ、浮遊水選別機で密度の高いチェリーだけを厳選します。チェリーは蓋をせずに発酵槽で1日間自然発酵され、夜間の約15℃の低温により、野生酵母で約16時間かけてゆっくり発酵します。

発酵後は丁寧に洗浄され、温室で6〜7日間かけて乾燥。その後、18℃、湿度55％に保たれた冷蔵施設で約1か月半熟成され、豊かな香味と甘みを備えたコーヒーに仕上げられます。