ジェイク・フーについて
創業者 ジェイクフー Founder Jake Hu
人生のキャリアを薬品研究者としてスタートしたJake Huは、医師であるパートナーのアメリカでの挑戦のサポートのため、台湾から現地へ帯同在宅ワークにて子育てを担う。在宅中にコーヒーの楽しさに目覚め研究を開始。コーヒー研究者としてのキャリアをスタートした。以来コーヒーを科学的に分析し、再現性のあるおいしさを追及している。世界大会を統括する代表、数々の世界大会のヘッドジャッジを長年務める。
・2014‐現在 世界コーヒーイベント(WCE)代表
・2015‐23 WBrCヘッドジャッジ
・2017‐25 WCRCヘッドジャッジ
・2014‐24 WSCヘッドジャッジ
「一杯ずつ、最高を目指す」──Tasters Coffee 創業者 ジェイク・フーが語る、コーヒーに込めた情熱

こんにちは、Tasters Coffeeのジェイク・フーです。
2011年、台北に小さなコーヒーショップをオープンしました。
「一杯のコーヒーに、心からのこだわりを込めたい」──そんな想いで始めたこの場所が、今では国内外からたくさんのお客様に訪れていただけるようになりました。
僕たちが目指しているのは、“ただ美味しい”だけではない、心に残るコーヒー体験。
スペシャルティコーヒーの魅力を、一杯ずつ丁寧に届けること。それがTasters Coffeeの原点です。

コーヒーは、僕の人生を変えた
台湾で育った僕にとって、コーヒーはいつも身近な存在でした。
でも、大学院でバイオテクノロジーを専攻していたある日、たまたま飲んだ一杯のコーヒーが、今までと全く違う香りと味わいを持っていたんです。それが、スペシャルティコーヒーとの出会いでした。
「この奥深さをもっと知りたい」──そう思ってからは、人生の進路が一変。イリー(Illy)のディストリビューターでの仕事を経て、コーヒー競技会のジャッジも経験。
そして、満を持して2011年にTasters Coffeeを立ち上げました。
焙煎は、“産地の個性”を最大限に引き出すこと
コーヒー豆は、それぞれに違う表情を持っています。
焙煎とは、そんな豆たちの“本来の声”を聞き、それを最も美しい形で引き出してあげることだと思っています。
僕が焙煎で一番大切にしているのは、「甘さ」と「産地の特性」のバランス。
この二つを絶妙に調和させることで、飲む人の記憶に残る味が生まれるんです。
抽出は、“感動”を届ける最後のステージ
抽出は、焙煎で仕上げたコーヒーをお客様に伝える最終工程。だからこそ、細部までこだわります。
僕が最近愛用しているのは、新しく開発されたLili Filterというセラミックドリッパー。48本のリブが水の流れを美しくコントロールし、誰が淹れても安定したクオリティが出せる設計です。まもなく販売も始まる予定なので、ぜひ注目してみてください。
日々使っているドリップレシピはこちら:
- コーヒー豆:16g
- お湯:240ml(88°C)
- 抽出ステップ:30ml(蒸らし)→ 90ml → 120ml
- 出来上がり:約160〜180ml
抽出の一滴一滴に、僕たちの想いを込めています。

空間・体験・学び──すべてが“コーヒーの魅力を伝えるため”
Tasters Coffeeでは、「一杯のコーヒー」を軸にしながら、トレーニングやコンサルティングにも力を入れています。
僕たちの店舗は、バリスタの育成や業界関係者への支援も行えるように設計しており、ただ飲むだけでなく、学びや出会いが生まれる場所でもあるんです。
国内外の競技会でヘッドジャッジとして関わってきた経験を活かし、味の評価や抽出技術に関する知見を、次の世代に伝えていけたらと思っています。
台北、そしていつか住んでみたい場所
もし台北以外に住むなら…迷わず京都を選びます。
伝統と現代が美しく共存していて、空気が柔らかく、そして何より素晴らしいコーヒーショップがたくさんあるから。
ご来店お待ちしております。
Tasters Coffeeが目指すのは、ただのカフェではありません。
「この一杯、美味しいね」と感じてもらえること。
「また来たい」と思ってもらえること。
そんなささやかな体験の積み重ねが、人生を少しだけ豊かにすると信じています。
僕たちのこだわりと情熱が詰まった一杯を、ぜひ味わいに来てください。
あなたのご来店を、心からお待ちしています。

